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平成26年度「戴帽式」

平成26年10月4日(土)、旧善通寺偕行社にて
多くのご来賓、保護者の皆様のご参加のもと、
平成26年度「戴帽式」が厳粛の中とり行われました。



誓いの詞
  暑さもようやく和らぎ通り過ぎる風の中にも秋の訪れを感じる季節となりました。  本日はお忙しい中、教育委員会の教育長様はじめご来賓の皆様、また保護者の皆様、 私たちの戴帽式にご出席下さいまし、ありがとうございます。私たち三十七名は記念すべき 創立百三十周年に戴帽式を無事迎えることができました。今、私たちがこの場に立てるのも、 校長先生をはじめ先生方の熱心なご指導、そしてどんなときも温かく見守ってくれる家族の支えが あってこそだと感謝の気持ちで一杯です。  今から一年半前、この尽誠学園高等学校衛生看護科に入学し、「看護師になりたい。」という 同じ大きな夢をもった級友に出逢い、ともにあらたなスタートを切りました。この一年半、 笑顔ばかりではありませんでした。時には対立し、悩み、涙を流したこともありました。 しかしお互い励まし合い、元気づけ、「一緒に看護師になろう。」と支えてくれた級友とともに今、 こうして戴帽式を迎えることができています。  私が看護師を目指したのは、中学三年生の時に入院したことがきっかけです。 その時の受け持ちの看護師さんに出逢うまで看護師になりたいと思ったことは一度もありませんでした。 しばらく入院をし、身体面でも精神面でも安定して学校に通えるところまで回復していましたが、 学校に行けば「受験」というプレッシャーが重くのしかかってきそうで、退院予定日を過ぎても退院したい という気持ちになれませんでした。そんなある日、その看護師さんは「みんな一度は通る道だから もっと強くなりなさい。」と泣きながら怒ってくれました。そして、怒られて泣いてしまった私を強く抱きしめてくれました。 それは、私が抱えている問題から逃げるのではなく、きちんと向き合ってほしいというその時の 看護師さんの私への思いが、痛い程伝わってきました。自分の娘でもないのに泣きながら怒って 諭してくれたことが私にはとてもうれしかったのです。その後も看護師さんとは時々お会いしています。 この八月も会う機会があり、その折に看護師になりたいこと、その為に頑張っていることを伝えると 自分のことのように喜んで下さいました。お会いした時にいただいた手紙には「これから先、 更に大きな荒波が来ても一つ一つ踏ん張って乗り越えて欲しい。今はもがいて 苦しい事が多いかもしれないけど、それがこれからのあなたの強さに変わるはずだから、 自分のペースで一歩ずつ、しっかりと進んで行きなさい。」と書かれていました。 厳しくも思いやりのある言葉の数々が、今の私の心の支えとなっています。  これから病院での臨地実習が始まります。看護の夢が現実になり始めた今、 喜びとともに様々な不安を抱えています。しかし、手紙の言葉を忘れず、 あの看護師さんのように、人を心から思いやれる、強く優しい看護師を目指します。 そして私たち三十七名は、自分に関っている全ての人たちに感謝の気持ちを忘れません。 互いに協力し合って、これからの実習や勉学にはげむことを誓い、 戴帽生を代表して誓いの詞といたします。      平成二十六年十月四日      戴帽生代表 西川 志穂奈




 



 







旧善通寺偕行社